ゆろさんOlablog ~らしく生きよう!~

とある理学療法士の就労、そして子育て奮闘記

75歳以上医療費負担2割へ。現役は無駄な医療費と将来を憂う。

f:id:yuro0822:20210215212428j:plain

こんにちは。

理学療法士をしています ゆろ です。

 

2021年2月5日、医療費に関するニュースがありました。

 政府は5日、年収200万円以上の75歳以上の後期高齢者医療機関で支払う医療費の窓口負担を1割から2割に引き上げることを盛り込んだ医療制度改革関連法案を閣議決定した。

引用元:医療費、75歳以上に2割負担導入 改革法案を閣議決定: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

皆さんは何を思いますか?

本記事のContents…

 

 

医療費 改革法案の内容 75歳以上医療費負担2割へ

目的:現役世代の健康保険料の上昇を抑えること

 

内容:下記対象となる後期高齢者の医療費負担を1割から2割へ

 

対象:75歳以上で単身なら年収200万円以上

     複数人世帯なら75歳以上の年収合計が320万円以上

   ※ 75歳以上の20%にあたる約370万人が対象とされる

 

導入:2022年後半

 

経過措置:外来の頻度が多い場合…

     導入から3年間は1カ月分の負担増を3千円以内に抑えるよう配慮

 

 

医療費 改革法案で現役世代は楽になる?

では目的通り、現役社会人の負担は減り、楽になるのだろうか…

 

結論、ならない。私見

 

後期高齢者の医療費を賄うため、現役の健康保険料の一部が拠出されています。

 

厚労省調べ…

2021年度は1人あたり約6万4000円を拠出。

2025年度は約8万円になるそうです。

そして…

法改正で後期高齢者の負担増を求め、現役世代の保険料負担の上昇を緩和する。ただ拠出金の軽減効果は25年度で830億円、一人あたりに直すと800円の負担軽減にしかならない。今後も給付と負担の見直しが欠かせない。

引用元:医療費、75歳以上に2割負担導入 改革法案を閣議決定: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

たった800円か~い!!

拠出費自体は増えてくやないか~い!!!

 

 

f:id:yuro0822:20210215220911j:plain

無駄な医療費と将来を憂う

もちろん、負担と給付などの見直しは必要かと思います。

政府のお偉い様方、どうか良しなに m(_ _)m

 

一方で…

我々、医療スタッフは医療費の無駄遣いについて、

40年後に後期高齢者となる私 ゆろ は自分の将来(老後)について

考えなければならい体です…

 

医療費の無駄遣いを憂う

医療従事者も、患者自身も、

医療におけるコストに意識を向ける必要性を感じます。

 

臨床における「医療費の無駄遣い」あるある…

 

☑ 過剰な通院や検査測定

☑ 内服薬過多

☑ いつまでも介護保険に移行しない外来リハビリ

☑ リハビリに依存した患者の社会復帰が遅れている

☑ 点滴をやめるタイミングを完全に見誤った終末期患者

☑ アドバンスケアプランニングがなされず入院が長引く高齢者

☑ 病院の利益優先の考え方 ※ あくまで違法性はないもの    etc

 

日本の医療は素晴らしい制度で成り立っていると思います。

しかし、その制度自体が国民によって支えられていることを忘れがちかも。

 

コロナ禍で多くの病院が外来を制限したりと対策していると思いますが、

今の社会変化を切っ掛けとして、

本当に医療が必要な方々のために、医療制度が崩壊しないよう

一人ひとりが無駄な医療費を削る意識を持つことが大切なのでは…

 

 

将来を憂う

現役であるうちは…

負担はもちろん軽減していくに限るので今回の法案には好感を持てます。

 

でも、40年後…

自分が75歳の時はいったい

何割を自己負担することになってしまうのだろう…

 

そもそも現役中でも今後、拠出される額は増えるわけだから…

 

お金貯めるの大変

それでも老後資金たくさん貯めとかないと(汗)

 

 

f:id:yuro0822:20210216001916j:plain

今回のオチ

将来、医療費掛からないように元気であり続けるしかないな。

患者の健康を守ると同時に

自分自身の健康も守ろうと改めて肝に銘じた2月5日でした…

 

併せて…

介護予防分野で活躍している訪問看護ステーションのリハビリ職は

大いに医療費削減に貢献していると思っています。

 

令和3年度に介護報酬改正が控えていますが、

リハビリ職における訪問看護はマイナス改正(涙)

もう少し評価してくれてもいいと思っています。 ※あくまで私見

 

yurosan-olablog.com

 

 

 

リハビリ職の「担当する入院患者」の決め方。方法によるメリットとデメリット。

f:id:yuro0822:20210131094050j:plain

こんにちは。

某総合病院勤務、理学療法士のゆろです。

 

病院勤務のセラピストの皆さんへ

「担当する患者の振り分けってどんなシステムですか?」

 

病院でリハビリを受けたことのある方、あるいは現在受けている方へ

「なぜ担当セラピストがこの人だったのか…」

気になりませんか??

 

病院をはじめ、医療機関では患者担当制が主です。

そんな担当制に焦点を当てます。

 

どうやってPTOTの「担当する入院患者」を決めるのか?

方法によって生じるメリットとデメリットとは?

 

 

f:id:yuro0822:20210204224733j:plain

パターン① チームリーダーが適正を判断して配分

 

【例えば】

血圧などが安定せず全身の管理が難しい患者⇒経験値のあるセラピストへ

専門領域に特化⇒認定療法士へ

比較的リスクが少ない⇒若手セラピストへ

介助量が多い患者、体格がよい患者⇒男性セラピストへ   etc

 

ちなみに現在私が所属している職場、チームはこのパターンです。

私自身、配分する側の立場にあたります。

 

【メリット】

☑ 患者‐セラピスト間のトラブルが生じにくい

☑ 若手スタッフを段階的に指導できる

☑ 各スタッフの興味のある分野への挑戦を支援できる

スペシャリストが育成されやすい

 

【デメリット】

☑ 配分する側の管理力と常識次第

☑ 業務量、負担の均等化が難しい

 

ポイントとしては…

 

患者にとって不利益が生じにくいパターンであり、

スタッフの自己実現をサポートしやすいことがメリットとなります。

そして、メリットが活きるかどうかは配分する側の配慮が重要となります。

 

配分する立場は大変です。

患者の情報収集も行って、

スタッフの業務負担、モチベーションも把握するのは難儀です。

 

 

f:id:yuro0822:20210204230029j:plain

パターン② チーム内で数の均等化を図る方法

 

【例えば】

スタッフ間で患者数が少ないセラピストに配分

スタッフ間で単位数(1単位20分)が少ないセラピストに配分   etc

 

【メリット】

配分側の負担は少ない

☑ スタッフ間の業務量の差は少ない可能性

ジェネラリストを育成しやすい

 

【デメリット】

☑ 患者‐セラピスト間のトラブルが生じやすい

☑ セラピストのモチベーションに影響が出やすい

 

デメリットが露わになった事例を紹介…

某病院勤務の同級生A(40代女性)からこんな連絡がありました。

 

A:もう全介助の患者さんは持てない…

  体に支障がでたんだけど、容赦なく患者振られる

  

  

ゆろ:え? 言って割り振られる患者配慮してもらえばいいじゃん?

 

A: 「できないなら辞める?」みたいな職場なの?

  悪い意味で男女平等みないな感じがする…

  歳も重ねて続けられる自信ないし

 

  ゆろ氏の職場ってどうやって患者振り分けてる?

 

ゆろ:うちは患者情報をはじめにみて振ってる。

   重い人とかは基本男性スタッフかな。

   あとは…例えば泌尿器科の患者だったら

   排尿ケアチーム所属のスタッフに振ったりとか。

 

A:え?私と同世代の女性は重い人持たないの?

 

ゆろ:本人が志願すれば担当してもらっているけど…

   それじゃあ離床するときとか誰のメリットにもならないのでは??

 

A:そんな配慮…目から鱗だよ。

 

こんなやり取りをしました。

Aさんはその後1か月の病休をとっていましたね…

 

数だけを調整しようとして振り合分けると

セラピストの体調やモチベーションに影響しかねない

なにより患者にとって不利益も生じやすいです。

事例のように離床促せないなんて、どうしようもなく不利益!

 

せめて体格、介助力、スキルなどへの配慮は最低限必要でしょうね。

 

 

f:id:yuro0822:20210204233300j:plain

パターン③ セラピスト自らが患者を選ぶ

 

 あまりないパターンかもしれません。

【例えば】

新規患者の処方箋BOXのようなものがあって

セラピストが選択する。

もちろん処方が出た時間が早い患者から選好され、

悩むケースはリーダーが振ったり担当したり…

 

【メリット】

☑ セラピストのスキル、モチベーションに釣り合う

☑ 自分でスキルアップの機会、内容を選択できる

 

【デメリット】

☑ 若手スタッフの教育が足並みそろわない

☑ スタッフ間で担当患者に偏りが生まれる

☑ 逆に患者をとらないとプレッシャーを感じる

 

社会ですからいろんなセラピストがいます。

自由な選択が過ぎるのも少々抵抗がありますね。

 

 

f:id:yuro0822:20210204214531j:plain

いずれは患者がセラピストを選択する時代がくるかも

こんなタイトルにしましたが、あるいはもうそうなっているかも。

 

だって、

患者は自分で病院を選ぶ。

自費診療をするセラピストを選択する患者もいる。

担当した後に介入を拒否され、担当を変えるなんてことは臨床あるある。

 

患者さんは治療内容も、環境も、自由に選択できます。

当たり前の権利ですし、そうでなくてはいけません。

 

その時に、選ばれるセラピストになるため

我々セラピストは研鑽しているといっても過言ではありません。

 

認定資格をとったり、

新たなスキルを求めて研修にも参加したり、

コミュニケーションスキルに磨きをかけたり…

 

お互いに研鑽しつつも

セラピストの生き残り競争は始まっているのです。

 

 

 

今回のオチ

これまで2つの病院で勤務してきましたが、

病院によって、チームによって患者の振り分けはみな異なり、

何度か方法を変えたりしてきました。

 

結局どの方法でも腑に落ちないことってあるだと思います。

 

パターン①でやっている現在、

ちょっと振り分ける側も気を遣いすぎる(苦笑)

 

管理職だからしょうがないにしても

患者さんのこともスタッフのことも把握するって

大きな組織であればあるほど、きっついな~~~

 

 

気軽に覗いてみてください。

にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
にほんブログ村

訪問看護ステーションへの転職。とある理学療法士が抱える不安。

f:id:yuro0822:20210119181636j:plain

こんにちは。

理学療法士 ゆろです。

資格等:認定理学療法士脳卒中)/ がんリハビリテーション研修会修了

 

脳神経外科病院 勤務 4年。

現在、某総合病院 勤続 9年。

 

そして、

2021年下半期から某訪問看護ステーションへ転職予定

主な転職理由:引き抜き。

 

2021年1月現在…

転職まであと8か月ほどありますが、モチベ上げてます。

 

一方で…

もちろん不安もあるのです。

 

Contents とある理学療法士の不安とは?

・不安その1 アレルギーとの闘い

・不安その2 肥満に注意

・不安その3 訪問リハビリに対する政府の評価

・不安その4 脳画像等をみれない

 

 

f:id:yuro0822:20210119185320j:plain

不安その1 アレルギーとの闘い

告白:私は「ハウスダストアレルギー」です。

こまめに自宅のフローリングをクイックルワイパーしてます。

 

告白:そして私は「寒暖差アレルギー」でもあります。

季節の変わり目、特に朝!

くしゃみ出ます。

朝の連発くしゃみが原因で腰椎椎間板ヘルニアを発症した既往の持ち主です。

鏡視下の手術も受けました(涙)

 

そんな訳で、毎晩 アレジオンを内服してます。

 

実は最初に勤めた某脳神経外科病院にて、

訪問リハビリを兼務していたこともありますが、

 

☑ 思いのほかホコリっぽいお宅

☑ 頑固としてエアコンをつけないお宅

☑ 逆に暖房強すぎるお宅

 

結構ありました。

アレルギー体質の私にとって最大の試練です

 

この時点で訪問リハビリに向いていない感は否定しませんし、

「やめた方がいい」と突っ込まれそうですが、

それでも在宅、生活期に挑戦したいのです!

 

幸い…

昨今の新型コロナウイルス感染対策で「マスク着用が絶対」の世の中。

失礼なことなくマスクで仕事に臨めるのは救いです。

※それでもコロナウイルス感染の早期収束を願っています。

 

 

f:id:yuro0822:20210119191609j:plain

不安その2 肥満に注意

わりと大きな病院に勤務している現在…

万歩計をつけてみたことはないけれども

階段つかって、病棟まわって、リハビリ室まで戻って、を繰り返し、

そして介助量の多い急性期患者さんへ体を張ったサービスを提供。

 

結構、動いていると思います。

 

訪問リハビリでは利用者さんと共に活動範囲は自宅内かその周囲。

頼みの足は車ですから…

たぶんエネルギー消費だいぶ減る(汗) 

 

プライベートで筋トレ、そしてカロリー調整に勤しまなければ…

 

 

f:id:yuro0822:20210119192238j:plain

不安その3 訪問リハビリに対する政府の評価

令和3年介護報酬改定が間近です。

辛うじて、「訪問看護事業所の看護師人員配置 6割以上」は見送られましたが、

 

リハビリ職による訪問看護、介護予防訪問看護 の報酬はマイナス改定の方針(涙)

 

【 内容 ※ 現行 ⇒ 改定後 】

理学療法士作業療法士又は言語聴覚士による訪問看護:297単位 ⇒ 293単位

       〃      による介護予防訪問看護:287単位 ⇒ 283単位

 

理学療法士等が1日2回を超えて指定介護予防訪問介護を行った場合:

 1回につき100分の90に相当する単位数を算定 ⇒ 1回につき100分の50に 〃 

 

理学療法士等が利用開始日の属する月から12月超の利用者に

指定介護訪問介護を行った場合:1回につき5単位を減算〚新設〛

 

参考:Microsoft PowerPoint - 11_参考資料1_令和3年度介護報酬改定における改定事項について(会議後修正) (mhlw.go.jp)

 

改定率自体は0.7%のプラス改定なのに(涙)

訪問リハビリはマイナス改定(涙涙)

需要は計り知れないと思うけどな~

 

訪問リハビリへの風当たりは当分強いのでしょうか(トホホ…)

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

 

f:id:yuro0822:20210119231758j:plain

不安その4 脳画像等をみれない

脳卒中の認定理学療法士も取得して、

それこそ仕事の日は脳画像を見ない日はありません。 

新規患者さんであったり、他セラピストの申し送り患者さんだったり…

 

個人的に脳画像を読み取ること、

脳内ネットワークをひとつでも多く理解すること、

頑張って自分のスキルに繋げてきたのだと自負しています。

 

もちろん血液検査や他の画像、モニターをみて患者さんと関わってきた13年間。

そして患者さんの身体に起こっていることをリーズニングしてきた13年間。

 

「在宅」という電子カルテもない空間

まるで違う環境に身を置こうとしている不安感…パないっす。

 

訪問診療をされている方々の観察力を見習い、

新たな領域で研鑽したいと思います。

 

同時に、検査データを入手すべく医療施設に働きかけて

地域連携を図らんとイメトレしている今日この頃です。

 

 

 

今回のオチ

2回目の転職を前にして現在の心境

不安<期待

 

円満退社に向けて尽力する所存で候 m(_ _)m

 

 

 気軽に覗いてみてください。

にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
にほんブログ村

理学療法士に訪れる転機は大きく3つ。離職を考えるターニングポイント。

f:id:yuro0822:20210107195902j:plain

こんにちは。

理学療法士のゆろです。

臨床13年目。某総合病院で中間管理職。

2020年、引き抜きという転機が訪れ、2021年中に訪問事業に転職予定。

 

人生はいくつかの転機が必ず訪れるもの…

そんなターニングポイントは多いかもしれないし、少ないかもしれない…

 

ただ、理学療法士および作業療法士という仕事は他の医療職と比べ、

否!

他の産業各職種と比較しても平均勤続年数が約6年と短く、離職の多い産業であることがわかります。

※参考:令和元年賃金構造基本統計調査(厚生労働省

 

なぜ?

セラピストなら多くの方が心当たりがあるであろう3つの転機をまとめてみました。

まさに今の私にも訪れている最中ですが (;^ω^)

 

※もちろん、離職しない選択もあり。

 

 

f:id:yuro0822:20210107205528j:plain

離職の転機その1 スキルアップか労働条件か

あくまで私や周囲の経験も踏まえての印象ですが20代に多い転機の要因です。

特に臨床5年前後で迎える内的な要因です。

 

臨床に出て5年くらい経つと中堅として扱われる世界です。

研究や専門領域などやりたいことも明確になってきます。

 

また、5年経つ頃、多くのリハビリ職が実感し、突き付けられる現実が低収入、その他労働条件です。

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

少し具体例を挙げます。

☑ ある分野のスペシャリストを目指すと決めた

☑ 資格取得などの目標を達成して次のステップに進む準備ができた

☑ 労働条件のよい公務員に転職することを決めた   etc

 

私自身の場合…

最初に勤めた某脳神経外科病院が少々ブラックだったため、4年で離職。

理由はかなりネガティブでした。

 

今となってはそんな経験も財産です。

 

 

f:id:yuro0822:20210107220537j:plain

離職の転機その2 ご縁とライフワークバランス

30代に多い背景要因かと思います。

そしてリハビリ職に限らず、これはどんな職業にでもある転機かと思います。

 

例えば?

☑ 結婚による寿退職 

☑ 配偶者の転勤

☑ 出産、育児による環境の変化

☑ 他事業からの引き抜き     etc

 

自分や家族を取り巻く変化、ご縁があった時は大きなターニングポイントです。

その後のライフワークバランスを考え直すセラピストが多いかと思います。

 

また臨床10年程度となると、

臨床に出たばかりで必死になっていた頃とは違い、

土台となる臨床力は伴っているはず。

 

セラピストとしてのスキルアップだけではなく、

自身の、あるいは家族の生活の質そのものを豊かにしようと考えられる時期なのだと思います。

 

私自身の場合…

まさに今現在このターニングポイントに立たれています。

訪問看護事業からの引き抜きの話が来たのです。

 

労働条件もさることながら、自分の時間を確保しやすくなったり、組織運営からの解放など、ありがたいご縁でした。

これまでとは違う現場で試したいという気持ちもありましたし、

共働きで2児の親という日々の多忙さ…

モチベーションとライフワークバランスを考え転職を決意しました。

 

 

f:id:yuro0822:20210107230131j:plain

離職の転機その3 心身とワークバランス

現実的かつ重要な転機です。

そしてシビア。

リハビリ職は体を資本とした結構きつい仕事です。

 

全介助の患者さんを抱えたり、自己研鑽のためにサービス残業をしたり…

 

心身が健康でなければ、より仕事はできないのです。

 

私自身も心当たりが…

今の病院に勤めて間もなく、上司の威圧的指導によりうつ病に(涙)

そして臨床9年目に腰椎椎間板ヘルニアを患い手術(涙)

 

何度仕事を辞めようか、

職場を変えようか、

悩みました。

 

今となってはいずれも完治していますが、身をもって理学療法士を続けられていることに安堵…

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

そしてこれはいかなる世代にも起こりえる転機です。

 

☑ 自身の老いを感じるとき

☑ モチベーションの低下、メンタルの低下

☑ 出世に伴う重圧に耐えきれない    etc

 

私の場合…

脳卒中の認定理学療法士を取得して、今後もこの分野に携わりたいと思っています。

しかし、半身麻痺で全介助の脳卒中患者をいつまで対象として対応できるだろう…

 

不安に駆られながら筋トレをする今日この頃です(汗)

 

実際に、現在の職場の40半ばあたりの諸先輩方の中には、積極的離床を必要とする介助量の多い患者にはもはや自らノータッチ、といったスタンスの方も…

解らんでもないが…担当して離床しないほうが問題ですし…

 

※さすがに小柄な女性が大きな患者を抱えるようなパワーバランスは考えます!

 

自分が携わってきた領域で自分の身体が伴わなくなったとき

勤続していくうちに望まぬ重役を拝命したとき

 

心と体

仕事の質とワークバランス

転職か勤続か

身を削って臨床か出世してマネジメントか

 

いずれは自分の身の振りを考える時がきっときます。

 

 

今回のオチ

正直、転職を決めた要因の中には

「将来的に現職の組織をマネジメントする気にはなれなかったから」

という理由もあり…

 

ここ数年、必ず中間管理職の同世代が離職している現職場…

みんなが同じことを考えてぶっちゃけ「やめたもん勝ち」状態。

 

担い手の中堅が辞めていく今の職場…

大丈夫か??(←辞めていく身分ながらに心配してみた)

 

 

注目のリハビリ領域2021。今後が楽しみなリハビリ領域3選。

f:id:yuro0822:20210103214849j:plain

こんにちは。理学療法士のゆろです。

2020年は新型コロナウイルス感染で医療現場には大きな混乱が。

医療従事者にとって波乱の年でした。

 

そして、社会そのものが大きく変化しました。

経済は大きく傾き、

失業者も多く、

働き方もリモートが多く取り入れられ、

自宅で過ごす時間が増加、

などなど。

 

そんな社会背景を踏まえて、2021年、そして今後注目されるリハビリ領域を予想。

※あくまでとある理学療法士の予想です。

 

 

Contents 今後注目のリハビリ領域 3選

ウィメンズヘルス

終末期リハビリテーション

介護予防訪問リハビリテーション

 

 

f:id:yuro0822:20210103221913j:plain

注目のリハビリ領域 ウィメンズヘルス

ウィメンズヘルスとは?

「ウィメンズヘルス」という言葉を知ったのは恥ずかしい話、理学療法士になってから10年目になるころ。

とはいえ、実はまだまだ日本では歴史は浅く、ここ数年でよく耳にするようになりました。

 

ウィメンズヘルスとは、

ウィメンズヘルスとはジェンダー性役割などを含む心理社会的要因を配慮した女性の健康であり、このような要因がどのように女性の健康を障害しているかについて、従来の医学を再評価し、更なる改革を行なうものです。

引用元:ウィメンズヘルスとは | 一般社団法人Fumi Horiguchiウィメンズヘルス研究所 (fumi-wh.com)

 主な対象ケースとしては、

☑ 妊娠、出産、加齢などによる骨盤底の歪みや排尿トラブル

☑ 月経不順

☑ 就労、日常生活おけるボディバランスの崩れ、心的ストレス    etc

 

ウィメンズヘルスが注目される理由

新型コロナウイルス感染拡大が多くの女性に影響。

例えば、

☑ 世帯収入が減り、就労する主婦が増加。

妊娠を避ける。

☑ 家族や自身のステイホームによるストレス。

育児や介護における過度な緊張。

などなど。

 

結果、

これまでのライフスタイルが大きく変わったことで心身へのストレスが増えた。

見通しこそ立てられないが、感染収束に併せて妊娠を前向きに考える夫婦が増えてくる。

など、ウィメンズヘルスの対象者が今後増加してくることも予想されます。

 

そもそも本邦における歴史が浅いだけに今後の飛躍が期待できる領域です。

加えて、社会の大きな変化が女性に与える影響を踏まえると、需要も増えてくる領域だと思います。

 

主な研究会、学会等

☑ ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法部門研究会

☑ 日本運動器理学療法学術大会

☑ ウィメンズヘルスケアフォーラム         etc.

 

 

f:id:yuro0822:20210103222911j:plain

注目のリハビリ領域 終末期リハビリテーション

新型コロナウイルス感染で身近な方が重症化したり、あるいは亡くなってしまった方もいらっしゃるかと思います。

日々強まる緊張と不安。

まさかこんな世界になろうとは…

 

一方で、注目が予想される領域のひとつが「終末期」患者のケアです。

アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)の重要性が再認識されているためです。

 

終末期とは?   アドバンス・ケア・プランニング とは?

終末期とは、

日本老年医学会は、「病状が不可逆的かつ進行性で、その時代に可能な最
善の治療により病状の好転や進行の阻止が期待できなくなり、近い将来の
死が不可避となった状態」と定義している。

引用元:Microsoft Word - ~8583525.doc (scj.go.jp)

3大疾病(がん、脳卒中、心疾患)、老衰などにより人生の終わりが考えられた状況ということですね。 

 

アドバンス・ケア・プランニングとは、

人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み

引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02615.html

2019年に厚労省が「人生会議」という愛称を決定し、推奨しています。

患者自身の意思決定支援として、大切な過程です。

 

後に患者本人の意思決定能力が低下することも想定して、予め

「どんなケアを望むか?」

「どこで最期を迎えたいか?」

「誰に看取られたいか?」

などを話し合う過程がアドバンス・ケア・プランニングです。

 

終末期リハビリテーションが注目される理由

新型コロナウイルス感染によりヒトの「死」が身近に感じられた2020年…

自分が、家族がもし人生の終末を迎えようとしたとき…

 

高齢者をはじめ「アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)」というものが徐々に広がっている印象を受けます。

書店では「エンディングノート」がキーワードとなる書籍も見受けるようになりました。

 

生き方も千差万別、死に方も同じです。

死に様は生き様  ※自論

 

そして高齢社会突入の中、終末期患者への支援も多様性に富んできます。

リハビリ職はどれだけ患者家族の意向に沿った支援ができるでしょうか?

 

まさにこれからリハビリ職の真価が問われる分野と言えます。

 

主な研究会、学会等

☑ 日本緩和医療学会学術大会

☑ 日本アドバンス・ケア・プランニング研究会

☑ 日本エンドオブライフケア学会学術集会        etc

 

 

f:id:yuro0822:20210104154142j:plain

注目のリハビリ領域 介護予防訪問リハビリテーション

介護予防とは?

フレイル(虚弱)」という言葉をご存じですか?

フレイルは、高齢期において生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進して不健康を引き起こしやすい状態のことです。

一般的には要介護状態になる前の段階と言われています。

 

その要因は身体的、社会的、精神心理的と多面的で、

例を挙げると

ロコモティブシンドローム

 (運動器の障害により要介護状態となる、もしくはその危険性が高い状態)

サルコペニア(加齢による骨格筋量の低下)

☑ 引きこもり

☑ うつ         etc

 

人生100年時代とよばれるようになり、誰しもがいつまでも健康でその人らしく生きていたいものです。

介護予防とは「健康」と「その人らしさ」の維持を支援するものです。

 

介護予防が注目される理由 そしてなぜ訪問リハビリなのか?

新型コロナウイルスにより高齢者のステイホームが深刻化。

要支援者がまさにフレイルへ移行しやすい社会となりました。

他者との触れ合いが少なくなり、精神心理(認知)への影響も出やすいでしょう。

 

そして人生100年時代の高齢社会。

デイケア、デイサービス、訪問リハビリなど介護保険分野の活躍は大いに期待できます。

 

そして訪問リハビリは健康管理の手段としてだけではなく、感染リスクを最小にできるメリットもあります。

 

一方で、2021年介護報酬改正案では、訪問リハビリに対する風当たりの強さも感じました。

 しかし、需要は計り知れない分野と思います。

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

ゆえに、リハビリ職がどんな強みを発信して、その職域を確保していくのか…

そんな意味でも注目の分野です。

 

主な研究会、学会等

☑ 日本予防理学療法学術大会

☑ 日本サルコペニア・フレイル学会大会

☑ 日本訪問リハビリテーション協会学術大会      etc

 

 

今回のオチ

ロボットやリモート支援など最先端分野ももちろん注目ではある…

ただ、これらは施設や地域の環境などに左右されやすいのも事実…

 

地方で就労している自分だからこその3選となりました(汗)

いずれも歴史の浅い、しかし非常に興味深い分野かと思います。

 

興味のある分野はありましたか??

 

 

 気軽に覗いてみてください。

にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
にほんブログ村

Web学会開催のポイント。準備委員が語る5つの対策。

f:id:yuro0822:20201227133033j:plain

こんにちは。理学療法士のゆろです。

2020年、新型コロナウイルス感染対策として多くの学会がWeb開催に切り替えました。

私自身も某学術集会の準備委員としてWeb開催に向けて参画しました。

良かった点、悪かった点、トラブルになったことを踏まえてつの対策を挙げました。

昨今のコロナ感染が収束するまでしばし、web開催が主となることが想定されます。

ぜひ参考になれば幸いです。

 

Contents:Web学会開催のための5つの対策

① 参加人数1,000人以上を想定する場合は必ず業者に委託

② 業者とのやり取りは1~2人に限る

③ 規模が大きい学会ほどライブ配信は極力避ける

④ 学会当日、準備委員は必ず一か所に集結する

⑤ 予め想定されるトラブルをシミュレーション

  ※実際に多かったトラブルを紹介します。

 

 

f:id:yuro0822:20201227225632j:plain

参加人数1,000人以上を想定する場合は必ず業者に委託

人数が多ければ多いほどオンラインによる通信トラブルが想定されます。

当日の通信トラブルは避けたいですし、解決し難い問題でしょう。

 

Web会議で多くの方が利用しているクラウドサービス「ZOOM」はウェビナー(ウェブによるセミナー)であれば10,000人まで可能なようです。

ただし、ビデオ録画したものを一方的に発信するビデオウェビナーに限られ、リアルタイムな会議システムとは異なります。

会議システムでは有料プランで1,000人までとされています。

 

参加人数が多いのに受講者へのメール送信、問い合わせの対応など本業をしながらすべての対応をするのは非常に酷です。

あくまで問い合わせ先として準備委員が間に入って、学会システムはすべて業者に委託し、対応してもらったほうが確実かつ楽です。

受講者へのメール送信、学会ログインIDの管理もすべておまかせでOK。

 

実際に準備委員会だけでは対応困難な案件も多く、当日はほとんど業者に解決してもらいました。

 

もちろん、費用は掛かりますが、学会会場費と思えば安いですし、1,000人を超える学会であれば収集した会費も大きな額になります。

 

ちなみに私が参画した学会の会費は、

ビデオウェビナー形式で閲覧可能期間 1週間

会費 3,000円

参加人数 1,000人ちょっと

 

業者委託費は業者によりことなりますが、業績と支出限度額から選択しましょう。

昨今の感染対策で多くの業者が学会を手掛けています。

その業者が実際に手掛けた学会を参考にしてみましょう。

 

 

f:id:yuro0822:20210101110005j:plain

業者とのやり取りは1~2人に限る

例えば、準備委員が総勢10人いるとして、そのすべての準備委員が業者と連絡をとれた方が効率的かもしれません。

それぞれ役割をもって準備にあたっているでしょうから、それぞれで業者の力が必要となるからです。

 

しかし、その業者は複数のセミナー、学会を手掛けている最中かもしれません。

業者側もおそらく学会担当者1~2人だけをあげて連絡をとろうとします。

その担当者に連絡が集中してしまうわけです。

 

実際、

電話したとき…「別件対応中です。」「席を外しております。」

メールしたとき…返信がない、もしくは返信まで時間がかかる

といった感じで8割がた連絡がとれませんでした。

 

一方で、準備委員で事務局を1人たてて、業者への連絡を絞ったときは、

1回の問い合わせの件数は増えるものの、連絡頻度は少なくて済み、業者側も混乱が少ないのか返信もいくらかスピーディになりました。

 

いったん事務局を介するといった手間を無駄と考えてしまいがちですが、準備委員の中でも情報共有の機会にもなりますし、何度も業者に連絡をするよりは円滑に準備を進められました。

 

 

f:id:yuro0822:20210101112243j:plain

規模が大きい学会ほどライブ配信は極力避ける

ここでいう規模とは?

・開催期間が数日にわたるもの

・参加人数が1,000人を超えるもの

 

私が参画した学会の概要は、

☑ 口述のセミナー、講演などはPower Pointに音声録画したビデオウェビナー形式

☑ ポスターはe-ポスターとしてPDF化したもの。

掲示板やチャットなどのシステムを用いて1時間程度の質疑応答時間を設けた。

☑ 演者は質疑応答時間はオンラインで待機、質問に対して返答してもらう。

1週間は何度も閲覧できる。ビデオウェブナーゆえに好きな時に好きなだけ。

 

ビデオウェブナー形式のメリット

☑ 基本的に通信トラブルの問い合わせはなし

☑ e-ラーニングのように何度も再生が可能で参加者側は余裕を持てる。

☑ 演者の拘束が短時間で済む。※質疑応答の方法次第。

☑ 閲覧可能期間を長めに設けることで参加者数アップが望める。

 

 

業者曰く、規模が大きいとそれだけトラブルも多様だそうです。

トラブルを最小限に。

かつトラブル対応中も参加者の不利益になりにくい

当日の準備委員会の負担がかなり軽減される。

以上の観点から、極力ライブ配信は避けるか最小限にすることをお勧めします。

 

一方でこんなデメリットもあります。

ビデオウェビナー形式のデメリット

☑ ライブ感がないので学会としてのモチベーションは人によって差がある。

☑ 質疑応答、参加証明システムの検討が必要。※業者と相談

☑ 対面で行う学会よりも会費が安価になる場合が多く、参加者が増えないと赤字。

 

企画側が「どんな学会にしたいのか?

準備委員でそこだけは共通認識として検討していただければと思います。

 

 

f:id:yuro0822:20210101152059j:plain

学会当日、準備委員は必ず一か所に集結する

Web開催とはいえ、準備委員会のメンバーは一か所に集まったほうがいいです。

期間が数日にわたる場合はメインとなる週末に限っても集結しましょう。

 

問い合わせ先を業者にするにせよ、準備委員にするせよ、どんな問い合わせがあったのか把握する必要があります。

次回大会へ申し送る際の参考にもなります。

また、学会の質疑応答などの各システムを準備委員として操作したり、演者への誹謗中傷のコメントを削除したりとそれなりに仕事はありました。

 

当日は準備員会で役割分担をして、情報を常に共有できる環境が望ましいです。

 

 

予め想定されるトラブルをシミュレーション

実際に多かった問い合わせ、トラブル

☑ メールを送ったが届いていない、ログインIDがわからない。

☑ ログインできない。

☑ PCのセキュリティにブロックされる。

☑ 学会HPや広報を見逃し、学会概要の変更に気づかなかった。

などです。

 

携帯のアドレスで参加登録し、受信に至らなかった方や迷惑メールとして処理された方が多くいました。

また、学会当日まで準備委員会ないし業者からのメールを確認しておらず、直前になって「メールが届いていない」という問い合わせがかなりありました。

メールでログインIDなどを配布していましたので、「IDがわからない」といった問い合わせも同様です。

 

ログイン画面に至らず、PCのセキュリティによりはじき出されるという案件もありました。

バイスを変えたり、Googl ChromeからHPを開くことを推奨されたりと、素人には難しいことを業者からはアドバイスされました。

 

また、企画しはじめは「閲覧可能期間を10日ほど」とHPで掲載していたのですが、間もなく1週間に変更。

ここで閲覧可能期間の1週間を過ぎる頃に「話が違う」と問い合わせが。

変更してから2~3か月は経過していたのに(怒)

 

とはいえはじめての企画でもあり、広報活動の課題として閲覧可能期間を3日ほど延長したのでした。

 

企画上、起こりうるトラブルは想定し、その対応策も考案しておく必要があります。

こればかりは業者ではなく、企画者として準備委員が決断しなくてはならない案件が多いかと思います。

 

 

今回のオチ

おそらく現時点で学会の準備委員を拝命されている方の多くはWeb開催を余儀なくされているかと思います。

業者お勧めです。

素人では100人単位のZOOMセミナーがいいところかと感じています。

 

貴重な体験をしました。

いろんなマニュアルも作成しました。

録画データのアーカイブ化とか…

そして、いくつか小さめの学会主催者からそのマニュアルデータを参考にしたいと問い合わせを受けている今日この頃…です。

 

商売できるのでは?(ニヤリ)

 

 

とある理学療法士の勝手に7RULES。リアルに思うセラピスト7つの心得。

f:id:yuro0822:20201224212226j:plain

こんにちは。理学療法士をしています、ゆろです。

臨床に出て13年。

現在、中間管理職として某病院に勤務中。

(2021年中に訪問事業に転職予定…)

 

そんな私が今回、勝手に7RULES を公開!

 

ルールその1 自分自身が健康であること

基本的に体をはる仕事です。

全介助の患者さんを持ち上げたり、後ろから抱えて歩行訓練をしたり…

 

逆に患者の立場として、顔色が悪いセラピスト、今にも倒れそうなセラピストに支えられて安心できるわけがない。

 

ヒトの身体をケアする以上、自分の心身が健康でないといい仕事はできないし、治療者側として説得力に欠けてしまいます。

 

リハビリ職って肥満体系のスタッフ少ないと感じたことはありませんか?

肥満患者に「体重コントロール」を指導するにも自分が肥満だったら…ね?

 

私自身、うつ病を患ったまま1年ほど仕事も続けましたが、その間は成功体験は少なく感じていましたし、対応させていただいた患者さんたちに失礼だったと思います。

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

ルールその2 自分の判断と治療に責任をもつこと

新人、若手には荷の重いルールですね。

とはいえ、資格を有した時点で誰しもが患者にとってはプロです。

 治してくれると思って皆やってきます。

 

もちろん、経験豊富なベテランと新人、

あるいは、対 各領域でスペシャリストとして確立しているセラピストでは治療の質は異なるでしょう。

こればかりはリハビリ職に限った話でなく、社会の職種全般で言えることでしょう。

 

大切なのは、その瞬間にセラピストとして最大のパフォーマンスを提供することです。

持てる知識、評価技術、治療テクニックを選択して提供していくことを繰り返すしかありません。

「これが私にできる最大のサービスです」と言い切ることで責任を課しましょう。

 

失敗経験に繋がった場合、潔く受け入れましょう。

悔しいですが、私も多くの失敗をしてきましたし、今もします。

本当にヒトの身体って深すぎて自分の浅はかさに叩き潰されます。

 

それも自分の成長に繋がり、いつか自信に繋がるのです。

 

f:id:yuro0822:20201225084301j:plain

ルールその3 ステータスを上げるか、特化した武器をもつか

臨床で成果をあげるにはとにかくスキルを上げるしかない。

そして必要とさせる存在になるには…

基礎知識をステータスに患者全般を診れる「ジェネラリスト」になるか、

認定資格などの武器を持つ特化した「スペシャリスト」になるか。

 

この考え方は2022年から日本理学療法士協会でスタートする生涯学習プログラムで謳われています。

 

そして誤解のないよう追記すると、「スペシャリスト」は「ジェネラリスト」でもあることを前提にしています。

なので見出しを改めます。

⇒ ステータスのめっちゃ高い「ジェネラリスト」か、

  特化した武器を持つ「スペシャリスト」か

 

年間で10,000人~13,000人が理学療法士として産出されています。

まだ需要のある職種とはいえ、生き残りをかけた戦いは始まっているのです。

 

私自身、神経領域のステータスを上げて、認定理学療法士脳卒中)を取得しました。

 

 

ルールその4 研鑽し合える仲間を持つこと

ステータスを上げる、武器を持つにしてもスキルアップの方法やスピードは人それぞれ。

孤独を感じたら押しつぶされます。

 

同じ目標を見据える仲間と知見を深めたり、

職域や領域は違えど志を共有できる仲間と飲みに行ったり、

SNSで繋がった同職者とコミュニケーションを図ったり、

 

とにかく自分のモチベーションにプラスの影響を与えてくれる仲間を持つとやりがいと楽しさ、生産性が段違いです。

これは間違いない!!

 

ルールその5 各コンセプトを否定しない

特化したテクニックや多彩かつ多面的な治療コンセプトが混在している臨床現場。

そして興味のあるもの、尊敬している先生の考え方、職場の特色などである一つのコンセプトに染まりやすいものです。

極めることは素晴らしいことです。

 

ですが、自分が推奨するコンセプトに対し異を唱えるものに対しては…どうですか?

受け入れがたいのでは?

 

実際、各コンセプトを開拓した先人たちの間では「相容れない関係」となっている先生方が多くいます。

個人的には非常に残念に思います。

 

臨床で活かされているコンセプトの多くは、人体の基礎や研究結果などに基づいて成果を出しているものです。

患者にとって有益な情報をたくさん持っています。

 

それぞれのいいとこ取りしたほうが効率よくね?

 

コンセプトを一つに絞らずにあくまで基礎知識、トピックスとして参考にしていくべきなのです。

多くの考えに触れましょう。

 

f:id:yuro0822:20201225094505j:plain

ルールその6 趣味、生きがいを持つこと

中には「仕事こそ生きがい」、「理学療法が趣味」と言い切るセラピストがいます。

素晴らしい、尊敬します。

ですが、私は違います。すみませんm(_ _)m

 

正直、生涯続ける仕事としては辛いことが多くあります。

大きな組織に在籍するセラピストは臨床家としてだけではなく、いずれは運営マネジメントも求められますし、

お国は定期的に手厳しい制度改正をしますし、

年を重ねるごとに身体は悲鳴をあげる仕事です。

 

私の信条:「オフの日は脱セラピスト!

(※学会や研修は土日にあるのでなかなかうまくいきません…)

 

そして家族とキャンプに行ったり、バスケをしたり、

大好きなマンガとアニメで呆ける!

あひるの空」「鬼滅の刃」 お勧めです。

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

ルールその7 賃金は期待しないこと

正直私はリハビリ職は収入に対して、割に合わない仕事だと思っています。

一般サラリーマンより年収低いんですよ?

皆さんは納得していますか?

自費診療など事業所を起業しない限り、食うには困りませんが贅沢はできません。

 

yurosannolab.hatenablog.com

 
 

今回のオチ

皆さん独自の7RULESはなんでしょう?

あえてこうやって設けることで仕事を続けるコツみたいなものが自分の中でまとまったような気がしています。

皆さんも生産のある日々を('ω')ノ

 

 

気軽に覗いてみてください。

にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
にほんブログ村

上司のパワハラでうつになりまして…復活できた4つの考え。

f:id:yuro0822:20201221215432j:plain

こんにちは。ゆろです。

理学療法士になり5年目に某脳神経外科病院から現在勤務の総合病院に転職。

その際、私の指導者として割り当てられたのが、当時の副主任でした。

 

パワハラに耐えきれず「うつ病」になりました

脳卒中患者を主に臨床に携わってきた4年間。

転職後、配属された診療科は整形外科。

その上司による威圧的指導の始まりでした。

 

基礎的な解剖には自信がありましたが、スポーツ障害や外傷患者に対するリスク管理、治療プロトコルはほとんど未経験、未知の領域でした。

自身のステータス向上に努めようとこちらも躍起でした。

 

はい、一蹴!

 

「そんなのも分からないでやってきたのか!」と言われ、

「どこで実習受けてきた?俺がバイザーなら不合格」と罵られ、

調べて質問するも「わからないならはじめから聞け!そんな知ったかなプライド捨てろ」と説教され、

かといって教えを乞うも「そんなレベルで俺に聞いてんのか?」と振り出しにもどる…

 

患者評価において関節の角度一つとっても上司と同じ測定結果にならないと、

「そんなんじゃリスク管理できないから患者は担当させない」と同期で入職した新卒者に遅れを取り、しばし見学の日々(涙)

ってか、測定者が違うのに同じ値って逆におかしいし(苛)!

 

止めは「悪いけどこの先一緒に働きたいと思えない」の一言。

 

この一言の翌日、通勤中の車で嘔吐(オエェ)

そのまま精神科へ。

診断はうつ病でした(+_+)

 

 

f:id:yuro0822:20201222232121j:plain

うつ病で生じる悪循環

パワハラによるうつ病は仕事をする上でびっくりするぐらい冷静にいられない。

 

☑ その上司に非があると思えなくなる。

☑ 逆にすべて自分の非と感じてしまう。

☑ 楽しそうに仕事をしているスタッフを妬ましく思う。

☑ 同僚といるのが辛くて、まさかのトイレ弁当も経験

☑ その上司を前にすると萎縮してしまい、ますますアタフタしてしまう

些細なミスを繰り返す

 

今の私ならすぐに診断書をもらって病休をとるように過去の自分に言うでしょう。

ところが、当時の私は仕事を続けました。

 

理由は3つ。

☑ 休んだら一層自分の存在価値を否定されると思った。

☑ 経験者としてのプライドは確かにあった。

☑ 休んだとして、復帰したときの気まずさを想像したら余計に憂鬱になった。

 

心はズタボロ。

ほぼ毎日その上司と顔を合わせるつらさと恐怖。

そして繰り返えされる焦りと判断ミス。

辛うじて起こせたアクションは所属長にうつ病になった報告だけ。

ただその時は「自分の非力さを感じて…」とだけ話しました。

そして上司の名前は一切出せませんでした。

辛かった…

 

 

f:id:yuro0822:20201222233043j:plain

そして気づく。

話しかけることも覚悟を必要とする上司…

見学も嫌ってほどついた。

そしてある日気づいたようやく気づいた!!

「今まで何見てたんだって」って自分で突っ込みたいくらいに気づいた!!!

 

「この人…同じ病名の患者みんなにほとんど同じ治療してない??」

※これ理学療法士としては考えられない現象です。

 

例えば腰痛の患者さんに対しては、

とりあえず温める。

腰を揉む。

コアマッスルの訓練。

このワンパターン。

評価してねーじゃん!!??!!この人なにも分かってねえべ??

 

ようやく冷静になり、その上司のセラピストとしての力量とか、指導力とか、もっというと人間性とか社会性とかを見極めようと思いました。

 

結論、

「だめだ。この人と一緒に仕事をしていたら組織人以前にセラピストとして終わる…」

うつ病と診断されてから最も的確な判断ができたと思いました。

 

その後、自分から距離をとるようになり、周りの声を聴き、実はその上司が周りからも疎われてることがわかりました。

所属長から学生指導で指摘されることも多く、同じ思いをしたスタッフも過去にいました。 

 

もし自分が指導する側なら(まさに今その立場ですが)…

部下に過剰に気遣われる指導者ってどうなの?って思います。

部下は空気を読んだり、言葉遣いに気を回したり、上司相手に多少なりとも気を遣います。

むしろ上司、指導者側が部下に合わせた指導で成長に導くものでは?

それが先人としての心なのでは??

 

 

f:id:yuro0822:20201224205214j:plain

 1年でうつ病克服。復活できた4つの考え。

 

① 自ら離れてとにかく落ち着ける時間をもつ!休め!!

②「自分の非」と一緒に「上司、指導者の非(指導力やスキル)」を疑え!

③ このご時世、威圧的指導のほうが立場が絶対に悪い!!

④  決してその上司、指導者だけに染まらない!染まっちゃだめだ!!

 

自分の非を責められる人はこれ以上ないくらい反省も努力もできる人だと思う。

はっきり言って自負している

 

そのことを認められない、導けない「上司のほうがよほど人間として小さい

休んだって社会的に不利になるのはあちらさんです。

絶対、そう思えますよ。

 

そう思えたら復活まで時間はかからないかも。

だってもうその上司の言葉は響かなくなるから('ω')ノ

 

 

今回のオチ

その元上司はすでに退職。

そのときには実は同じ役職についていた私。

送別会で「当時、病みましたわ~。まじ休めばよかったっす」って言ってやりました。

 

現在は某病院で勤務されていますが、その病院に勤務している親しい理学療法士さん曰く、「なんできたん??」と。

相変わらず馴染まずにお過ごしのようでした。

 

私はこんな経験も活かされてなのか、現病院の臨床実習の調整等々を一任され、指導する立場としてもスキルアップに勤しむ日々です。

理学療法士の収入が割に合わない説。これから理学療法士を目指す君へ。

f:id:yuro0822:20201216231052j:plain

こんにちは。ゆろです。

プロフィール

高校3年の夏にようやく「なんとなく」で理学療法士を志し、2020年、臨床13年、神経領域とがんリハビリテーションにどっぷり。

認定(脳卒中理学療法士を取得し、中間管理職まで至る…

2021年、小規模訪問看護事業に転職予定。

 

さて、

☑ すでに理学療法士作業療法士を志している方

☑ 進路に悩み、興味を示している方

☑ 高校生、大学生、専門学生の皆さん

 

どんな仕事もやる気や好きだけでは生きていけない!

報酬をもらってなんぼです。

稼がないと生きていけない。家族を養えない。老後に備えられない。

 

というわけで…

本記事は理学療法士作業療法士」の収益、割にあうか あわないかに焦点をあてます。

 

Contents

Ⅰ)理学療法士作業療法士の年収とは?

Ⅱ)割にあう仕事なのか?

Ⅲ)職域とビジネス

Ⅳ)まとめ ~セラピストを目指すために必要な覚悟~

 

f:id:yuro0822:20201214225202j:plain

理学療法士作業療法士の年収とは?

☑ 区分対象:企業規模10名以上

☑ 平均年齢:33.3歳

☑ 平均勤続年数:6.2年

☑ 月収:287,500円

☑ ボーナス:646,400円

 

平均年収は  4,096,400円 となります。

                         

若いし、勤続年数が他のコメディカルスタッフより短いのが特徴。

参考:サラリーマンの平均年収は、4,500,000~5,000,000円

                      令和元年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)より

 

高校生だったころの私は、

「医療現場で働いている職員さんってお給料いいんだろうなー」

なんて浅はかに思っていました。

実際は違います。

理学療法士作業療法士 < サラリーマン

 

f:id:yuro0822:20201217233658j:plain

割にあう仕事なのか?

個人的な意見としては No!

社会的立場から

理学療法士作業療法士はヒトの体、健康と向き合う責任の大きい仕事にも関わらず、かつ自らの体を酷使する場面も多い職業です。

障害を負った方のその後の人生を再びその方らしく デザインしていく仕事だと自負しています。

ひとの人生を背負う…重たい思想ですね。

社会における存在価値がサラリーマンに劣るとは正直思えません

 

一個人の価値

収入が相応か不相応かの基準は、個人の専門性とスキルの価値という見方も重要です。

当然ですが、リハビリテーションというサービスの対価にお金をもらうわけです。

身体機能を改善できない、知識やスキルがない一方でお金をもらえるとしたら…相応以上?

いえ、それはただのヤブ。

相応不相応の次元とは異なるのでしょう。

だから私たちセラピストは精進し続けて、臨床や社会における自分の存在価値を示し続けるんだと思います。

個人的には、せめて「自分には今の収入以上のスキルがある!」といえるだけのセラピストでありたいです。

 

f:id:yuro0822:20201218225356j:plain

職域とビジネス

残念なことにリハビリ職に限らず、医療に携わる職種全般の賃金は低下の一途です。

有資格者が年々増加していることも大きな背景です。

理学療法士年間10,000人~13,000人程度が国家試験を合格しています。

 

とはいえ、これから団塊の世代が後期高齢を迎え、人生100年時代とよばれる今、リハビリテーションの需要はしばらく安定していることが予想されます。 

 

そしてセラピストの職域は医療施設から地域へ、治療から予防へ、被雇用から起業へと多面多様性を帯びています。

ビジネスとして自費診療を展開したり、訪問看護事業などを起業する理学療法士が増えていますし、病院や施設で雇われていた時より年収を増やしている方も多くいます。

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

 

f:id:yuro0822:20201218234401j:plain

まとめ ~セラピストを目指すために必要な覚悟~

ずばり理学療法士および作業療法士という仕事は、

 

① ヒトを診る以上、生涯にわたり自己研鑽が必要であり、

スキルアップの一方で収入には不満が出てくる職業である。

リハビリテーションを提供できるスタイルは時代とともに多様性を帯び、

④ やりがいと可能性は十分に感じる。

 

理学療法士作業療法士を目指すうえで必要なのは、

「自己研鑽を続けるモチベーション」

「食うには困らないが、決して贅沢をできるような職業ではない、という理解」

です。

 

もどかしいですが、ヒトの体を勉強していると、基礎が一番難しいし、知見を深めても深めても底が見えないくらい無知なのだと思い知らされます。

無知を思い知らされながらも、患者を治療して結果を出していく。

心が折れそうになることばかりです。

残業でもない研鑽を重ね、学会で学び、時には自らの研鑽を発信していく。

直接収益にはならない代わりに、自分のセラピストとしての価値は上がる。

価値が上がると収益に不満も出てくる。

本当に日々葛藤なんです。

 

やりがいは間違いなくある仕事です。

この記事を読んでくれた方がこれから先、同じ土俵にいたらとてもうれしく思います。

 

 

今回のオチ

2020年現在、昨今の新型コロナウイルス感染により医療現場は切迫。

私が所属している病院も対応に追われ、ボーナス減(涙)

普通に働くには本当にお金貯まらない仕事だなと、さすがに本音がでます(T T)

 

 

気軽に覗いてみてください。

にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
にほんブログ村

入職注意なブラック病院の特徴。見極める6つのポイント。

f:id:yuro0822:20201213161138j:plain

こんにちは。ゆろです。

本業で理学療法士をしています。

 

記事の概要

安倍晋三元総理による「働き方改革」で、就労規則が見直されている病院が多いようですが、それでもブラック企業ならぬブラック病院は存在します。

就職ガイダンス、病院見学などで事前にその病院がブラックなのでは?と感知できれば、以下に記すよう私のように後悔することはないでしょう。

 

私のキャリアから医療施設への入職・転職をサポートすることを目的とし、ブラック病院を見極める6つの見極めポイントを発信します。

 

f:id:yuro0822:20201214225202j:plain

ゆろのキャリア①

私が初めて入職したのは某脳神経外科病院

専門学校の就職ガイダンスで説明を聞いて入職したのですが、勤めて1か月で思ったこと…「ここ、ブラックだな(悔)」

 

福利厚生ほぼなし。

給与と賞与に陰湿感あり。

残業はすべてサービス。そもそも残業手当を設けていたかさえ今となっては不明。

労基法違反なのでは??

リハビリ職なのに月2回の夜勤救急の受付までさせられる。事務職やんけ(怒)

そして4年働いて手元にきた退職金…8万 (''Д'')

 

ゆろのキャリア②

そして4年で現在の総合病院へ転職

福利厚生、手当て、年収は前病院より断然よく、労働組合が強い!

「前職の反省を生かせたか?」と思ったが…

 

入職して早々、威圧的な管理者がプリセプターとなりメンタルボロボロにされ、1年うつ病を患う。

入職5年目、病院監査で2億越えの返金。ボーナス減。

監査で返金を求められるということは、その額だけ「不正請求」をしていたと判断されたことを意味します。怖っ。

その年、ボーナスを心の支えに頑張っていた看護師が30人以上退職。

以降、ずっと看護師不足。

管理者の質と運営戦略 ちょっとやべーな…

 

ゆろのキャリア③

病院の運営状況を見極めたく、あえて労働組合役員となり探りはじめる。

労働組合は病院運営陣と公平な立場で交渉できるため、病院の運営事情も直接的に入手できましたし、病院の抱える問題も把握できました。

 

ゆろのキャリア④

2021年10月? 小規模訪問看護事業からスカウトされ転職予定。

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

 

f:id:yuro0822:20201214233308j:plain

キャリアからみたブラック病院の特徴

☑ 基本給が低く、よくわからない手当てで給与額の帳尻を合わせている。

  実際にもらっていた給与の内訳:給与額22万⇒基本給 15万 資格手当 7万

  

☑ 職種と畑違いの職務を課せられる。

  ちゃんと就労規則に記載し、説明義務をはたしていればいいでしょう。

 

☑ 残業手当を申請させない

  申請がなければ支払われない。

  申請できる風潮がない職場は多く。

  説明を受けていない、就労規程を読まない新人は申請できることさえ知らないかも。

 

☑ スタッフの教育システムが微妙

  最低限の教育こそシステマティックに行われるべき。

  マンツーマンという手段はその指導者の指導力に委ねられるのでハイリスク。

  指導者には人格者を。

 

☑ 明らかにマンパワー不足。特に看護師と事務職

  ただし、看護師不足は地域社会レベルで生じている場合も。

  事務職が少ないのも大問題。

     大きな病院であればあるほど人件費の管理や監査対策もシビア。

 

上層管理職者と医者診療報酬の知識が伴っていない

  医療報酬改定のたび、すごい分厚い手引書が発行されます。

  運営側と医者がある程度網羅していないと監査で「不正請求」と攻め立てられる。

  医師の説明義務や書類の管理、チーム医療の質はますます厳しい目で監査されます。

 

f:id:yuro0822:20201215231029j:plain

ブラック病院を見極める6つのポイント

① 募集要項に基本給を明記しない

 初任給○○万、月収○○万のみの記載は基本給を確認しましょう。

 実は基本給が低かった場合…

 「賞与 〇か月分」って、基本給の〇か月分だから思いのほか貰えません。

 残業手当や各病院の退職金制度は基本給をもとに算出させるので生涯収入に影響大。

 

賃金表を見れられない。

  「昇給あり」と要綱にある際、賃金表をみせてもらうといいと思います。

  年間の昇給額がわかります。

  公務員の俸給表(賃金表)は若手のほうが昇給額が大きいのが特徴です。

  これを見せたがらない施設は昇給額が低いかもしれません。

 

③ 職員の年齢層、平均残業時間など濁す

  聞き手としてパッとしない返事をされた場合は把握していないか隠したいか。

  把握してない場合は管理力を疑いますし、隠すのは論外。

  私の場合最初の職場は「残業代?ないよ」でした。

  パッとしないどころじゃねー(怒怒怒)。今はどうなっているのでしょう…

 

④ 見学に行って中堅層が少ない

  35~45歳くらいが目安と感じています。

  これは意外と重要なファクター

  私も該当しますが、中堅層は責務も増え、結婚や出産などイベントが増えます。

  ワークバランスを考え直すタイミングでもあるんです。

  その年代がいないということは、それだけ退職していることが考えられます。

  人間関係や業務量などストレスは大抵、病院の規模に比例します。

  辞めたくなる職場なのかも…

 

募集人数が多い。(印象としては看護師にありがち)

  昨年、一昨年などと比較して募集人数が一気に増えた場合…

  前年度に大勢の職員が辞めた可能性があります。

  その場合、何かイベントがあったのか気になりますね。

  事業拡大などポジティブな理由ならいいのですが、違法性があった場合笑えない。

 

⑥ 採用試験が簡単な面接だけ

  よほど人手不足かもしれません。

  医療は人の体を扱う大きな責任を伴う仕事です。

  適正検査や作文などは試験項目として確認すべきかと思います。

 

ぜひ、この6項目を見学や求職ガイダンス、募集要項で確認してみてください。

 

今回のオチ

実際、ブラック病院は大学や専門学校などで情報が流れている場合が多いですね。

実習があるから。

そして、ブラック病院は確かにあります。

 

ボーナス0で看護師が400人退職届を出したり、理事長室に何億円もかけたり。

 

たった2回の転職歴ですが、この仕事を続ける上でよい経験となっています。

転職を機にブログはじめました。副業でブログを選んだ4つの理由。

f:id:yuro0822:20201212092846j:plain

ようこそ「ゆろさんOlablog」へ。

はじめまして。ゆろと申します。

 

ゆろ プロフィール

1986年 生誕。高校卒業まで地元山形の田舎町で生活。

2004年 なんとなくで理学療法士を志す。

    当時はもっと稼げる仕事だと思い込んでいた…

2008年 山形を飛び出し某脳神経外科病院に就職。

    これが中々のブラック法人。

2010年 最愛の妻と結婚

2011年 長男誕生

 

2012年 現在の病院へ転職。

    指導者のパワハラに耐えつつ1年間うつ病を患う。

2013年 次男誕生

2017年 認定(脳卒中理学療法士取得。

2020年現在 中間管理職として日々奮闘。

そして

2021年10月? 山形の小規模訪問看護事業にスカウトされ転職予定。

 

副業を志した背景

大きな組織の中間管理職…

そんな私に労働条件、環境がとてもよい訪問看護事業所から突然引き抜きの話が…

業務量が減る一方で、年収は大きく変わらない。

 

立場上責務も多くなり、人と人、チームと部署の間で板挟みになる日々でした。

私は転職を決意しました。

 

転職にあたり一つ問題が。

それは退職金が魅力の法人だった故に、約束された生涯収入との決別でした(涙)

 

老後2000万問題…

リハビリ職の方はご存じかもしれませんが、この仕事…賃金低いんです。

食うには困らないけど割に合わない仕事なんです(耐)

 

転職先は副業OK

(※今の職場も就労規則的にブログは許されそう…あえて触れない)

時間的にも身体的にも転職して余裕があるなら…

 

よし、副業考えてみっか!

 

f:id:yuro0822:20201212233026j:plain

ブログを選んだ4つの理由

副業を考えているとき、リアルタイムで某マルチ商法の勧誘にあいました。

マルチ商法のビジネススタイルを否定はしません。

しかし、勧誘して回るスタイルは私向きではありませんでした。

勧誘してきた元同僚とは正直、距離をとりたくもなりましたし…

 

FXをしている知人もいましたが、ハイリスクは避けたい小心者です。

 

こんな私の性格上、行き着いた結論がブログです。

私がブログを選んだ理由は大きく4つ。

 

✓誰にも迷惑が掛からないから。

✓時間はかなり浪費するだろうけど、金銭的リスクはないから。

✓他者のブログも参考にしながら自分の世界観を広げられると期待!

✓書くこと自体嫌いじゃないから。

 

f:id:yuro0822:20201212164240j:plain

転職するまでの動向

2020年12月現在、SNSもブログも初心者。

勢いではじめた新しいチャレンジ。

まずは楽しみたいです。

本業の理学療法士はこれからも続けるし、昨今の新型コロナ感染症で医療現場は緊迫して疲弊の日々。

きっと記事の更新もうまく進まないだろうけど、自分のペースで慣れていこう。

 

転職するころには自分も、この「ゆろさんOlablog」も一緒に成長しているよう、ゆろ頑張ります!!

 

今回のオチ

実は現在勤めている部署の責任者…この引き抜き話を了承してくれない。

早く来てほしい先方と全力で引き留める現職場(T T)

感謝しつつも円満退社するには一揉めあるのでしょうか…

 

 

訪問看護ステーション「看護師6割」改正案見送り。訪問リハビリ職域守れるか!?

f:id:yuro0822:20201210212832j:plain

こんにちは。ゆろです。

本業で理学療法士をしています。

 

令和3年度介護報酬改定を控え、訪問看護ステーションに所属している理学療法士作業療法士言語聴覚士を震撼させる人員配置に関する改正案が提示されていました。

結論

令和2年12月2日、厚労省は波紋をよんだその改正案導入を見送りました。

 

訪問看護事業、人事配置基準「看護師6割」改正案見送り

見送られた改正案とは?

訪問看護事業所の人員配置基準として「看護職員6割以上とする」こと

 

この改正案が意味することとは?

✓在宅療養から看取りまで医学的ニーズに合わせて看護師を重んじる内容

 

訪問看護事業所に所属する約5千人のリハビリ職が雇用を失う

✓約8万人の介護保険利用者が専門的なリハビリサービスを受けることができなくなる

 

 改正が決定されていたら、大勢の理学療法士作業療法士言語聴覚士が職業難民になるという大惨事が起きるところでした(汗)。

 

f:id:yuro0822:20201211002045j:plain

訪問看護におけるリハビリテーション

あくまで看護業務の一環としての訪問看護

訪問看護は看護師が勝ち取ってきた職域と認識しています。

そして重症な利用者は看護師が、介護度の低い利用者はリハビリ職が主体となっている印象も払拭し難いのが現状です。

看護師を重んじる改正案に対し理解はできます。

 

訪問看護ステーションに所属する理学療法士等、リハビリ職が提供するサービスは「リハビリテーションを主体とする訪問看護」と位置づけられています。

実際に「看護職員の代わりに訪問させる訪問」と利用者等に説明し、同意を得ることが義務付けられています。

 

でも介護保険制度の本質をふりえって…

単に介護を必要とする高齢者の身辺をケアするということに留まらず、高齢者の自立を支援することを理念としていたはず。

利用者とその家族が主体となり、保健医療サービス、福祉サービスを選択できる制度であるはず。

 

訪問リハビリテーションは、身体機能の向上に限らず、環境調整疾病予防に特化しているサービスです。

介護保険制度の本来の目的を考えると、その需要は計り知れません。

 

f:id:yuro0822:20201211012915j:plain

利用者とその家族の声 ~署名 10万筆以上~

リハビリ三協会は改正案見直しを求め、要求書と併せて医療専門職、一般国民、そして利用者とその家族から集めた署名厚労省に提出しました。

※提出は見送りが表明された後

集まった署名の数はなんと!!

✓計 188,035 筆

うち、

利用者とその家族から集まった紙面署名の数  ・・・105,986筆

✓医療専門職、一般国民から集まったインターネット署名の数・・・82,049筆

引用元:日本理学療法士協会ホームページ

 

医療専門職の数より、利用者とその家族が署名に協力していました。

個人の感想としてはとても驚きましたし、うれしくも思いました。

介護保険利用者にとって、それだけの需要と必要性が「専門職が提供する訪問リハビリテーション」にはあるとうことでしょう。

 

f:id:yuro0822:20201211215621j:plain

これからの訪問看護事業 ~展望~

これは著者の一意見であるが、看護師協会、理学療法士協会等、各医療職協会はそれぞれ政治家を輩出しようと躍起になっています。

それは多岐にわたる職域を守るためでもあります。

 

確かに訪問看護ステーションに所属するリハビリ専門職者は増加の一途であり、リハビリ特化型を謳う訪問事業も増えています。

今回は危機を免れましたが、訪問事業におけるリハビリ職への風当たりは当分強いでしょう。

実際に訪問リハビリの単価は改定で下がることが予想されます。

ただ、利用者本位のサービス業であることを常に考えなければ、豊かな地域医療は衰退していくのでしょう。

サービスを受けたい介護保険利用者が多くいるならば、その存在意味を理解する必要があると思います。

 

今大切なこと、地域社会が求めいていることは、各職種がその専門性を尊重しあい、手を取り合って在宅医療、介護保険制度の質そのものを向上させることなのです。

 

 

今回のオチ

実は私…令和3年10月から引き抜きで小規模の訪問看護ステーションへ入職予定です。

訪問リハビリの単価が下がる懸念もあり、訪問リハビリの今後の動向から目を離せない。

大きな危機は乗り越えたかもしれないが、風当たりはまだ強い(T T)。

 

 

気軽に覗いてみてください。

にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
にほんブログ村

<スポンサーリンク>