ゆろさんOlablog ~らしく生きよう!~

とある理学療法士の就労、そして子育て奮闘記

上司のパワハラでうつになりまして…復活できた4つの考え。

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こんにちは。ゆろです。

理学療法士になり5年目に某脳神経外科病院から現在勤務の総合病院に転職。

その際、私の指導者として割り当てられたのが、当時の副主任でした。

 

パワハラに耐えきれず「うつ病」になりました

脳卒中患者を主に臨床に携わってきた4年間。

転職後、配属された診療科は整形外科。

その上司による威圧的指導の始まりでした。

 

基礎的な解剖には自信がありましたが、スポーツ障害や外傷患者に対するリスク管理、治療プロトコルはほとんど未経験、未知の領域でした。

自身のステータス向上に努めようとこちらも躍起でした。

 

はい、一蹴!

 

「そんなのも分からないでやってきたのか!」と言われ、

「どこで実習受けてきた?俺がバイザーなら不合格」と罵られ、

調べて質問するも「わからないならはじめから聞け!そんな知ったかなプライド捨てろ」と説教され、

かといって教えを乞うも「そんなレベルで俺に聞いてんのか?」と振り出しにもどる…

 

患者評価において関節の角度一つとっても上司と同じ測定結果にならないと、

「そんなんじゃリスク管理できないから患者は担当させない」と同期で入職した新卒者に遅れを取り、しばし見学の日々(涙)

ってか、測定者が違うのに同じ値って逆におかしいし(苛)!

 

止めは「悪いけどこの先一緒に働きたいと思えない」の一言。

 

この一言の翌日、通勤中の車で嘔吐(オエェ)

そのまま精神科へ。

診断はうつ病でした(+_+)

 

 

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うつ病で生じる悪循環

パワハラによるうつ病は仕事をする上でびっくりするぐらい冷静にいられない。

 

☑ その上司に非があると思えなくなる。

☑ 逆にすべて自分の非と感じてしまう。

☑ 楽しそうに仕事をしているスタッフを妬ましく思う。

☑ 同僚といるのが辛くて、まさかのトイレ弁当も経験

☑ その上司を前にすると萎縮してしまい、ますますアタフタしてしまう

些細なミスを繰り返す

 

今の私ならすぐに診断書をもらって病休をとるように過去の自分に言うでしょう。

ところが、当時の私は仕事を続けました。

 

理由は3つ。

☑ 休んだら一層自分の存在価値を否定されると思った。

☑ 経験者としてのプライドは確かにあった。

☑ 休んだとして、復帰したときの気まずさを想像したら余計に憂鬱になった。

 

心はズタボロ。

ほぼ毎日その上司と顔を合わせるつらさと恐怖。

そして繰り返えされる焦りと判断ミス。

辛うじて起こせたアクションは所属長にうつ病になった報告だけ。

ただその時は「自分の非力さを感じて…」とだけ話しました。

そして上司の名前は一切出せませんでした。

辛かった…

 

 

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そして気づく。

話しかけることも覚悟を必要とする上司…

見学も嫌ってほどついた。

そしてある日気づいたようやく気づいた!!

「今まで何見てたんだって」って自分で突っ込みたいくらいに気づいた!!!

 

「この人…同じ病名の患者みんなにほとんど同じ治療してない??」

※これ理学療法士としては考えられない現象です。

 

例えば腰痛の患者さんに対しては、

とりあえず温める。

腰を揉む。

コアマッスルの訓練。

このワンパターン。

評価してねーじゃん!!??!!この人なにも分かってねえべ??

 

ようやく冷静になり、その上司のセラピストとしての力量とか、指導力とか、もっというと人間性とか社会性とかを見極めようと思いました。

 

結論、

「だめだ。この人と一緒に仕事をしていたら組織人以前にセラピストとして終わる…」

うつ病と診断されてから最も的確な判断ができたと思いました。

 

その後、自分から距離をとるようになり、周りの声を聴き、実はその上司が周りからも疎われてることがわかりました。

所属長から学生指導で指摘されることも多く、同じ思いをしたスタッフも過去にいました。 

 

もし自分が指導する側なら(まさに今その立場ですが)…

部下に過剰に気遣われる指導者ってどうなの?って思います。

部下は空気を読んだり、言葉遣いに気を回したり、上司相手に多少なりとも気を遣います。

むしろ上司、指導者側が部下に合わせた指導で成長に導くものでは?

それが先人としての心なのでは??

 

 

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 1年でうつ病克服。復活できた4つの考え。

 

① 自ら離れてとにかく落ち着ける時間をもつ!休め!!

②「自分の非」と一緒に「上司、指導者の非(指導力やスキル)」を疑え!

③ このご時世、威圧的指導のほうが立場が絶対に悪い!!

④  決してその上司、指導者だけに染まらない!染まっちゃだめだ!!

 

自分の非を責められる人はこれ以上ないくらい反省も努力もできる人だと思う。

はっきり言って自負している

 

そのことを認められない、導けない「上司のほうがよほど人間として小さい

休んだって社会的に不利になるのはあちらさんです。

絶対、そう思えますよ。

 

そう思えたら復活まで時間はかからないかも。

だってもうその上司の言葉は響かなくなるから('ω')ノ

 

 

今回のオチ

その元上司はすでに退職。

そのときには実は同じ役職についていた私。

送別会で「当時、病みましたわ~。まじ休めばよかったっす」って言ってやりました。

 

現在は某病院で勤務されていますが、その病院に勤務している親しい理学療法士さん曰く、「なんできたん??」と。

相変わらず馴染まずにお過ごしのようでした。

 

私はこんな経験も活かされてなのか、現病院の臨床実習の調整等々を一任され、指導する立場としてもスキルアップに勤しむ日々です。

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