ゆろさんOlablog ~らしく生きよう!~

とある理学療法士の就労、そして子育て奮闘記

理学療法士に訪れる転機は大きく3つ。離職を考えるターニングポイント。

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こんにちは。

理学療法士のゆろです。

臨床13年目。某総合病院で中間管理職。

2020年、引き抜きという転機が訪れ、2021年中に訪問事業に転職予定。

 

人生はいくつかの転機が必ず訪れるもの…

そんなターニングポイントは多いかもしれないし、少ないかもしれない…

 

ただ、理学療法士および作業療法士という仕事は他の医療職と比べ、

否!

他の産業各職種と比較しても平均勤続年数が約6年と短く、離職の多い産業であることがわかります。

※参考:令和元年賃金構造基本統計調査(厚生労働省

 

なぜ?

セラピストなら多くの方が心当たりがあるであろう3つの転機をまとめてみました。

まさに今の私にも訪れている最中ですが (;^ω^)

 

※もちろん、離職しない選択もあり。

 

 

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離職の転機その1 スキルアップか労働条件か

あくまで私や周囲の経験も踏まえての印象ですが20代に多い転機の要因です。

特に臨床5年前後で迎える内的な要因です。

 

臨床に出て5年くらい経つと中堅として扱われる世界です。

研究や専門領域などやりたいことも明確になってきます。

 

また、5年経つ頃、多くのリハビリ職が実感し、突き付けられる現実が低収入、その他労働条件です。

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

少し具体例を挙げます。

☑ ある分野のスペシャリストを目指すと決めた

☑ 資格取得などの目標を達成して次のステップに進む準備ができた

☑ 労働条件のよい公務員に転職することを決めた   etc

 

私自身の場合…

最初に勤めた某脳神経外科病院が少々ブラックだったため、4年で離職。

理由はかなりネガティブでした。

 

今となってはそんな経験も財産です。

 

 

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離職の転機その2 ご縁とライフワークバランス

30代に多い背景要因かと思います。

そしてリハビリ職に限らず、これはどんな職業にでもある転機かと思います。

 

例えば?

☑ 結婚による寿退職 

☑ 配偶者の転勤

☑ 出産、育児による環境の変化

☑ 他事業からの引き抜き     etc

 

自分や家族を取り巻く変化、ご縁があった時は大きなターニングポイントです。

その後のライフワークバランスを考え直すセラピストが多いかと思います。

 

また臨床10年程度となると、

臨床に出たばかりで必死になっていた頃とは違い、

土台となる臨床力は伴っているはず。

 

セラピストとしてのスキルアップだけではなく、

自身の、あるいは家族の生活の質そのものを豊かにしようと考えられる時期なのだと思います。

 

私自身の場合…

まさに今現在このターニングポイントに立たれています。

訪問看護事業からの引き抜きの話が来たのです。

 

労働条件もさることながら、自分の時間を確保しやすくなったり、組織運営からの解放など、ありがたいご縁でした。

これまでとは違う現場で試したいという気持ちもありましたし、

共働きで2児の親という日々の多忙さ…

モチベーションとライフワークバランスを考え転職を決意しました。

 

 

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離職の転機その3 心身とワークバランス

現実的かつ重要な転機です。

そしてシビア。

リハビリ職は体を資本とした結構きつい仕事です。

 

全介助の患者さんを抱えたり、自己研鑽のためにサービス残業をしたり…

 

心身が健康でなければ、より仕事はできないのです。

 

私自身も心当たりが…

今の病院に勤めて間もなく、上司の威圧的指導によりうつ病に(涙)

そして臨床9年目に腰椎椎間板ヘルニアを患い手術(涙)

 

何度仕事を辞めようか、

職場を変えようか、

悩みました。

 

今となってはいずれも完治していますが、身をもって理学療法士を続けられていることに安堵…

 

yurosannolab.hatenablog.com

 

そしてこれはいかなる世代にも起こりえる転機です。

 

☑ 自身の老いを感じるとき

☑ モチベーションの低下、メンタルの低下

☑ 出世に伴う重圧に耐えきれない    etc

 

私の場合…

脳卒中の認定理学療法士を取得して、今後もこの分野に携わりたいと思っています。

しかし、半身麻痺で全介助の脳卒中患者をいつまで対象として対応できるだろう…

 

不安に駆られながら筋トレをする今日この頃です(汗)

 

実際に、現在の職場の40半ばあたりの諸先輩方の中には、積極的離床を必要とする介助量の多い患者にはもはや自らノータッチ、といったスタンスの方も…

解らんでもないが…担当して離床しないほうが問題ですし…

 

※さすがに小柄な女性が大きな患者を抱えるようなパワーバランスは考えます!

 

自分が携わってきた領域で自分の身体が伴わなくなったとき

勤続していくうちに望まぬ重役を拝命したとき

 

心と体

仕事の質とワークバランス

転職か勤続か

身を削って臨床か出世してマネジメントか

 

いずれは自分の身の振りを考える時がきっときます。

 

 

今回のオチ

正直、転職を決めた要因の中には

「将来的に現職の組織をマネジメントする気にはなれなかったから」

という理由もあり…

 

ここ数年、必ず中間管理職の同世代が離職している現職場…

みんなが同じことを考えてぶっちゃけ「やめたもん勝ち」状態。

 

担い手の中堅が辞めていく今の職場…

大丈夫か??(←辞めていく身分ながらに心配してみた)

 

 

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